投資用で買った物件や相続した物件が空室が続き、リノベーションをしることを決める人が増えています。特に東京を中心とした関東一帯で多く、その中でも戸建てよりもマンションのリノベーションの相談が増えています。
いざ、マンションリノベーションをするとなって、図面を内容もすべて決まったって明日から工事開始となる前に注意したい点です。どれも当たり前のことですが、誰かが注意しなければ、意外と抜けてしまう項目でもあります。事前によくよく確認しましょう。
■管理規約
代表的なもので言うと、L45やL40の規定が挙げられます。またマンションによっては床材の指定がある場合もあります。
せっかく無垢のフローリングを使おうと思って予定を組んでいたのに、直前に管理規約を見返してみたら、使えないことが判明した、ということもあり得ないことではありません。
工事前に必ず見ておきましょう。
■管理組合の申請
マンションでは工事を開始するにあたって管理組合に申請する必要があります。1週間前ぐらいに申請すればいいだろうと思っていても、実は1か月前以上の告知が必要であったり、近隣住民の署名が必要であったりする場合があります。
リノベーションの話が具体的になってきたら、工事の予定を組んでもらう前に確認しましょう。予定が大幅にずれるとせっかく内容を詰めたのに、スケジュールが合わず、当初予定していた会社では工事ができない、ということになりかねません。
■近隣挨拶
工事中は音も出れば、資材の搬入搬出がされ、近所の人にとっては通常と違う環境になります。そのため非常にクレームにもつながりやすいです。クレームが起こると場合によっては工事が中止となることもありえます。事前に挨拶を心がけましょう。
■コア抜きなど共用部に関わる条件
エアコンの新設や、給湯器の設置や位置変更にあたってコア抜きが必要となる場合があります。もちろん無断で穴をあけることはできません。事前に管理組合の申請が必要となります。
また、マンションの管理組合や規約によっては申請しても構造上の問題から却下される場合がございます。そういった場合に、窓を利用して、穴をあけたり、まったく穴をあけることができないなど、リノベーションの内容にも影響が出てくる場合があります。
こちらもリノベーションの1回目の打ち合わせの前後には確認しておきたい項目です。
■工事時間
管理規約にも明記されていないこともありますが、1日で工事していい時間帯、土日曜祝日の工事なども確認すべき大事な項目です。
空室状態でのリノベーションでも工事期間が1カ月前後、長いと2カ月程度かかることもございます。そうすると1日の工事時間が1時間異なるだけで、1週間程度工期が変わってくることもあります。
以上5点、工事の前に確認したいことを挙げてみました。
物件の持ち主である施主や管理会社の協力も必要になる項目ですので、リノベーションをする際はぜひ心がけてみてください。